Affirmative action
アファーマティブアクション(英: affirmative action)という日本語で積極的格差是正措置と訳される考え方があります。これは弱者集団(たとえば民族、人種、出自による差別、性別により不利益を被ったと思われる集団)の不利な現状を、歴史的経緯や社会環境を考慮した上で是正するための改善措置の事を意味します。
日本では、アファーマティブ・アクションの中で、特に女性に対する積極的改善措置のことを、「ポジティブ・アクション (positive action)」と呼び、厚生労働省が中心となって女性の活躍や男女格差解消を推進しています (出典: Wikipedia)
単に女性だからという理由だけで女性を「優遇」するためのものではなく、これまでの慣行や固定的な性別の役割分担意識などが原因で、女性は男性よりも能力を発揮しにくい環境に置かれている場合に、こうした状況を「是正」するための取組です。
過去、日本では「技術」を女性から遠ざけてきた歴史があります。例えば学校で男子が技術の授業を受けている間、女子が家庭科の授業を受ける教育がそうです。この例では中学では1958年に男子は技術、女子は家庭科必修と定められていましたが、改善措置により1993年に男女とも必修化となりました。
またソフトウェア業界にも同じような事が言えます。平成22年国勢調査によれば日本のソフトウェア業雇用者男女比は男性 81%に対し 女性19% という調査結果が出ています。日本の男女比が 男性 49% : 女性 51% であることと比較すればアンバランスな状況と言えます。
私達 Rails Girls Japan はこれらの活動に賛同し社会的に活動しています。 このアンバランスを改善するべくより多くの女性にIT技術に触れてもらうこと。よりバランスが取れた状態へ、多様性の保たれた業界にしたいと考えています。 皆様のご理解とご協力のほどよろしくお願いします。
参考
日本RailsGirls活動紹介 // Speaker Deck
プログラミングを6歳の女の子にも 北欧から世界に広がる女性プログラマの輪 : HRナビ by リクルート
女性がプログラミングを学ぶきっかけを作りたい!「Rails Girls Shiojiri 1st」開催レポート : Think IT(シンクイット)