Rails Girls Tokyo 5th
2015/10/18
2015年9月11日(金)、12日(土)に、Rails Girls Tokyo 5thが開催されました。 今回、オーガナイザーを務めさせていただきました、ようがレポートいたします。
1年ぶりの開催のとなった今回はクックパッド様より会場を提供いただきました。 エビスガーデンプレイスにあるオシャレなオフィスにあるレシピサイトを運営するクックパッド様ならではの キッチンつきのラウンジです。こんな素敵な会場を提供していただき、ありがとうございました。
インストール・デイ(9月11日 金曜日)
インストール・デイはみんなでインストールなど環境設定を行います。 参加者は全部で25名。5人づつ5チーム分かれて作業します。 チーム名はそれぞれ、「うさぎ」、「きつね」、「ひよこ」、「コアラ」、「パンダ」
わからないことがあればコーチに聞きながら進めます。 初心者はここでつまづきがちな環境構築ですが、コーチと一緒なら安心ですね。
ワークショップ本番(9月12日 土曜日)
ワークショップ当日は早朝に大き目の地震があって電車のダイヤに遅れが出ていたものの、 数名の方が影響を受けた以外は問題なく、ほぼ時間通りに皆さんに集っていただけました。 Girlsのみなさんの期待と意気込みがうかがえます。
午前中のワークショップ。前日に顔合わせができているのでスムーズな滑り出しです。 まずはコーチがRubyやプログラミングの基礎について講義したり、まずはやってみようと挑戦するチームなど、 チームによってさまざまな進め方で始まります。
各チーム進め方はさまざまですが、どのチームもみなさん笑顔で楽しんでいる姿は変わりません。 この笑顔が見られることがオーガナイザーとしての一番の喜びです。
実はRails Girlsのカリキュラムはとてもやさしく出来ていて、本当の初心者でも午前中にだいたいの部分は 終えられるようになっています。とはいえ、アプリが完成してもここを変えようあそこを変えようと いろいろいじりたくなったり、Githubに公開しようとかHerokuにデプロイしようなど、 その先に楽しみはどんどん広がっていきます。みなさん思い思いに作業をすすめていきます。
午前中のワークショップが終るとランチタイムになります。今回はなんとお弁当も用意させていただきました。 これも多くの企業にスポンサーになっていただいているおかげです。 お弁当を食べたら、午後のワークショップの前にスポンサーのライトニングトーク(LT)になります。
スポンサーLT
今回、スポンサーになっていただいた企業は以下の10社です。
- クックパッド株式会社
- GitHub(年間スポンサー)
- 株式会社spice life
- 株式会社ケーシーエスキャロット
- 日本Rubyの会
- Rails技術者認定試験運営委員会
- GMO ペパボ株式会社
- PayPal
- 株式会社 万葉
- 株式会社 永和システムマネージメント
クックパッド株式会社からは会場を提供していただきました。 GitHubは年間スポンサーで今回はGitHubでプライベートリポジトリを5つまで1年間無料で使えるクーポンも提供していただきました。 株式会社spice life様はコーチやスタッフが着ているTシャツを提供していただきました。
また、このうち5社の企業にライトニングトークをしていただきました。
Rails技術者認定試験運営委員会
Rails技術者認定試験運営委員会は名前のとおり、Rails技術者認定試験を運営しています。 LTでは、Rails技術者認定試験についてお話いただきました。
GMO ペパボ株式会社
今回のコーチでもある後藤利博さんによるLTをしていただきました。 GMO ペパボ株式会社はminne、suzuri、カラーミーショップなど多くのWebサービスを手掛けています。 グッズのコーナーにもたくさんのステッカーを提供していただきました。
PayPal
今回Tシャツも提供していただきました。 PayPalではハッカソンなどのイベントを通してエンジニアやコミュニティの活動を支援しています。
株式会社 万葉
今回のコーチでもある鳥井雪さんによるLTをしていただきました。 株式会社万葉は女性のエンジニアも多く在籍していて、多様な働きかたをサポートする企業です。 LTでは、Rails Girlsの創始者であるLinda Liukasさんが書いた絵本「ルビーのぼうけん」を紹介してくれました。
株式会社 永和システムマネージメント
やはりコーチで参加の三村 益隆さんによるLTです。 永和システムマネージメントはアジャイル開発に力を入れていて、その名もアジャイル事業部として Ruby+アジャイルの開発を推進しています。 また、チーム開発を支援するグループチャットの「Idobata」の開発もおこなっています。
午後のワークショップそしてアフターパーティー
午後のワークショップでは午前中につくったアプリをブラッシュアップしていきます。 Herokuへのアプリのデプロイを試みる方も多くみうけられました。 HerokuにデプロイするとPCからだけでなく、自分のスマホなどからもアプリにアクセスできるようになります。 自分の作ったアプリが自分のスマホに表示されるのを見て驚きと感激の声がいたるところであがります。 みなさんそれぞれに達成感を得てワークショップを終えることができたのではないかと思います。 ワークショップ終了後にはGirlsたちと一緒にがんばってきたコーチたちによるライトニングトークがありました。
1人目のコーチは、この Rails Girls Tokyo 2回目に参加した Rails Girls の卒業生でもある katorie さんです。 katorieさんはRails Girls参加後にもRubyのコミュニティに参加したりRubyKaigiに参加したりとRails Girlsのその後に広がる世界について話していただきました。 今回参加したGirlsのみなさんにとってもとても参考になる話だったと思います。
2人目のコーチは、独立起業して活躍されている 吉田裕美さんです。 独立して。。。というテーマでお話しいただきました。 独立するには独立する前からの働き方が大事という話で、すぐに独立を考えているひとでなくても考えさせられるテーマでした。
最後は松田明さんです。 松田さんはRubyKaigi 2015のオーガナイザーでもあり、RubyやRailsのコミッターでもあります。 LTでは松田さんが作られたrailsのscaffoldなどを日本語化するi18n_getneratorsというgemの紹介とRubyKaigiのご案内などをお話しいただきました。
最後にコーチ全員の自己紹介をしてアフターパーティーの開始です。 アフターパーティーの料理は料理家の副島モウさんによるケータリングです。
おいしい料理にお酒も入り、コーチや一緒にがんばった仲間たちとの会話もはずみ楽しい思い出ができたのではないかと思います。 最後にお土産もあります。コーチやスタッフが着ていたTシャツと同じものをGirlsたちにもプレゼント。ちなみに、このTシャツにプリントされたイラストは@sachi_voltaさんに描いてもらいました。 数に限りがあるのでじゃんけんでしたが、勝って持って帰ったGirlsおめでとうございます。
最後に参加いただいたGirlsのみなさん、コーチ、スタッフ、そしてスポンサー、たくさんの方に支えていただいき、オーガナイザーとしてたこの Rails Girls Tokyo 5thを開催できたことに感謝します。