こんにちは。RailsGirls Tokyo 6th のオーガナイザーをつとめました、ゆかお @yucao24hours です。

東京は台風が過ぎ、しびれるような暑さが戻ってきました。みなさま、元気にプログラミングライフを送っていますでしょうか。

少し間が空きましたが、2016 年 7 月 22 日(金) 23日(土) に RailsGirls Tokyo 6thが開催されました。参加者のみなさま、当日は本当におつかれさまでした。あれからひと月がたとうとしていますが、今も Web プログラミングとみなさんとの関係が続いているようでしたらうれしいです。

当日のくわしい内容や様子については、今回のイベントでコーチをやってくださった @attsumi さんが書いてくださったレポートが間もなくるびまで公開されることになっていますので、ここではちょっと別のお話を。



第 6 回目となった東京開催の RailsGirls も参加者のみなさんにはとてもたのしんでいただけたようで大成功に終わったと思っていますが、実は今回のイベントはちょっぴり特別な会でした。それは… なんと、たぶん世界で初めての、 rails 5.0.0 を使った RailsGirls イベントだったんです!

( rails 5.0.0 がリリースされたのは 2016 年 6 月 30 日で、その翌日の  7 月 1 ・2日にスロバキアで RailsGirls が開催されていたようですが、たぶん 当日は 4.2.6 を使ったんじゃないかなあ… というかってな予想によるものです)

5.0.0 になった rails は、ジェネレーションコマンドで生成されるファイルなどは今までの rails とは(少なくとも RailsGirls でふれる基礎的な部分に関しては)大きな差こそないですが、当日使う予定のライブラリ類がこのアップグレードにより影響を受けて改修しきれていない箇所などがあったため、いままでの開催と同じようにしていけばオッケー… とはいかなさそうな場面がいくつかありました。

https://github.com/rails/sprockets/pull/345#issuecomment-234383588
https://github.com/railsinstaller/railsinstaller-windows/issues/76

これらに対して、コーチのみなさんは

「こういうのはコーチの役目ですから。ゆかおさんがオーガナイザーとしてのお仕事に集中できるように対応しますからここはおまかせください!」

と、開催直前まで(ケースによってはなんと 7 月 23 日の早朝まで)対応をしてくれたのです。
そのおかげで当日は大きな混乱もなく参加者のみなさんに rails とのふれあいをたのしんでもらうことができましたし、わたし自身もオーガナイザーの任務に全力を使うことができました。

この他の場面でも、「参加者のみなさんにたのしく素晴らしい時間を過ごしてもらいたい」という一心でコーチのみなさんはたくさんの時間をかけてさまざまな工夫と努力をしてくれました。

また、当日スタッフや会場スタッフのみなさんにも、朝早くから長いあいだにいろんな作業を引き受けていただき、無事終了するまで見守っていただきました。
オーガナイザーというものはイベント当日は気にすることがたくさんありすぎて(特にわたしはもともと視野が狭いので)、比喩でなく本当に目が回りそうだったのですが、「こうしたらどうですか?」「それなら私がやります!」と積極的に関わってくれたみなさんのおかげで最後まで無事にやりきることができたと心から思っています。



あの素敵なイベントは決して “あたりまえ” のものではなく、コーチのみなさん、そしてスタッフのみなさんの気配りと行動力によってできた賜物です。きっとこれは今回のイベントに限らず、日本中…そして世界中で行われているすべての RailsGirls で言えることだと思いますが、わたしは今回の tokyo 6th の運営に関わってくれたみなさんに、その有り難さと力強さを教えてもらいました。

あらためまして、当日参加してくれたみなさまはもちろんのこと、コーチ、スタッフ、会場のご手配・ご案内をしてくださったグーグル株式会社のみなさま、スポンサーとしてご支援してくださった企業様、すべての関係者の方々へ。こんな素晴らしいイベントを作ってくれて、本当にありがとうございました!

みなさんとまたこのプログラミングの世界でお会いできることを、心からたのしみにしています。

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