Rails Girls Japanでは、2017年よりRails Girlsイベントの参加者の中から、RubyKaigiへの参加支援を行っております。

RubyKaigiは日本で開催されるプログラミング言語Rubyの国際カンファレンスで、海外からも毎年多くのRubyistが参加するイベントです。今年は4/16(水)~4/18(金)の3日間を会期として、愛媛県松山市の愛媛県県民文化会館で開催されました。
RubyKaigi 2025

今年もRubyKaigi 2025への参加希望を募り、3名の方に支援を行いました。

参加者の方々とRails Girls Japanメンバー

参加者の方々とRails Girls Japanメンバー

当支援はRails Girlsイベント参加者のみなさまに、カンファレンスに参加することで得られた技術的な知識を今後のプログラミングに役立てて欲しいということと、Rubyコミュニティの楽しさを体験して欲しいという思いから実施しています。

参加された皆さんの感想からも、セッション本編をはじめ、ドリンクアップなどの関連イベントでの交流を通してRubyコミュニティから多くの刺激を受け、今後の学習やコミュニティ活動へのモチベーションを高めていただけたことが伝わってきます。

このような支援の場は、国内のRails Girlsへの年間スポンサーイベントスポンサーのこれまでのご支援と、RubyKaigi運営チームのサポートによって支えられています。
Rails Girls Japanでは今後も同様の支援活動を行っていきたいと考えております。引き続きお力添えのほど、どうぞよろしくお願いいたします。

年間スポンサーについてのご連絡は、下記までお願いいたします。

railsgirlsjp-invoice at googlegroups.com

参加された方からの感想

joyさん

私はこれまで、業務の一環としてRubyKaigiに参加してきましたが、先日初めて参加したRails Girls Nagasakiにて、プログラミングデビューを果たしました。そこで出会った運営やコーチの皆さまからいただいた素晴らしい経験がきっかけとなり、今回のRubyKaigi 2025には、Girls支援枠にて参加させていただく運びとなりました。

RubyKaigiへの参加は今回が初めてではあったものの、Girls参加前の私は、セッションを聴いても専門用語をほとんど理解できない状態でした。しかし今回のRubyKaigiでは、セッションのタイトルや内容について(日本語に限りますが)、どのような話題が扱われているのかを想像できるまでに成長している自分を実感し、大きな感動を覚えました。

また、会場ではRubyistの皆さまが執筆された技術書の直販が行われており、著者ご本人と直接お話しできる機会や、サインをいただける場面にも立ち会うことができました。その光景は、互いがファンであり、スターであり、弟子であり、師匠であり、そして何よりも大切な仲間である――そんな温かい輪を感じさせるものでした。

RubyKaigi 2025では、これまでお世話になった方々のみならず、他のRubyistの皆さまも初心者である私を温かく迎え入れてくださいました。この三日間は、私にとってかけがえのない貴重な日々となりました。

この素晴らしいコミュニティ文化を築き、今日まで懸命に運営を続けてこられたRubyKaigi運営の皆さまには、心からの尊敬と感謝を申し上げます。そして、私がRubyコミュニティの素晴らしさに触れるきっかけを与え、今回の初参加を支援してくださったRails Girls Japanの皆さまにも、改めて深く感謝いたします。

まだまだ伝えきれない感動や魅力は数多くありますが、これからは私自身も発信者の一人として、少しずつでも発信を続けていきたいと思います。そして、駆け出しのRubyistとして、これからも研鑽を重ねていく所存です。

改めてRails Girls Japan RubyKaigi 2025参加支援ご関係者の皆さま、この度は貴重な機会を賜り本当にありがとうございました。

Lim Sohyunさん

Rails Girls Japanのご支援のおかげで、今回初めてRubyKaigiに参加することができました。

さまざまなセッションを通じて最新の技術動向に触れ、国内外のコミュニティの方々と交流する中で、大きな刺激とモチベーションを得ることができました。特に、Rubyの創始者であるまつもとゆきひろ(Matz)さんをはじめ、多くのRubyコミッターの方々と直接お話しし、一緒に写真を撮るという貴重な体験もでき、大変光栄でした。また、現地では多くの女性エンジニアの方々とも出会い、ご紹介いただいたことで、新たなつながりを持つことができたことが何より嬉しく、印象に残っています。

このような素晴らしい機会をいただいたことに、心より感謝申し上げます。今後もRubyコミュニティに継続的に関わっていきたいという思いが強くなりました!来年もぜひ参加して、今回出会った方々と再会し、さらに多くの方々とつながっていきたいと思います!

香月さん

今回RubyKaigiに初めて参加しました。普段はJavaを書いていて、仕事でRubyに触れる機会はあまりありませんが、昨年参加したRails Girls Fukuokaをきっかけに、RubyやRubyコミュニティに興味を持ちました。参加応募は締切日のギリギリまで悩みました。Rubyを書いていない自分が行ってもいいのかな……と不安がありましたが、周りの人に背中を押してもらい、有志企画の「エモリハウス」のような場があることを知り、「知らない人の中にも飛び込んでいけるかも」と勇気をもらって申し込みました。

実際に参加してみると、会場の熱量や人のあたたかさに包まれ、Rubyを書いていなくても十分楽しめました。Rails Girls Fukuokaでお世話になったコーチにも再会し、お礼を直接伝えることができたのも大きな喜びでした。技術だけでなく、人とのつながりを改めて感じられる3日間でした。登壇内容はかなり難しく、理解できなかった内容がほとんどでした。来年は登壇内容も理解して楽しめるよう、この1年で少しでも成長して、またRubyKaigiに戻ってきたいです。