イベントの後: どのようにプログラミングを続けて行くか
Created and edited for general use by Daniel Puglisi, @danielpuglisi.
This guide was originally written for the Rails Girls Basel event and was published on Daniel Puglisi’s personal blog.
Translated by Hiroshi SHIBATA @hsbt
残念なこと(!)に楽しいイベントは終わってしまいました。そこで私はこのブログエントリであなたがどのようにプログラミングを学び続けて行くのが一番かを見つける手助けをしたいと思います。
私はあなたを勇気づけて、関心を引くような4つのポイントを用意しました。
もともとこの記事は Rails Girls Basel のイベントの最後で参加した皆さんがコードを書くということに関心を持てるように、そしてコードを書くのをやめて欲しくないという思いから話した内容です。
では見ていきましょう。:
1. コードを書き続ける
技術を極めるためには絶えない努力と反復学習が必要とされます。これはプログラミングにも言えることです。私は RailsGirls のチュートリアルをイベントが終わった後にもう一度読み返すことともう一度やってみるということをお勧めします。
その後に様々な無料、有料の学習教材があなたの助けになるはずです。
学習教材(日本語)
- 一橋大学Rails講義資料 - いくつかの簡単なサンプルプログラムづくりを通じてRailsやWebアプリの基礎を説明しています。プログラムが初めての方を対象にした易しい資料です。前半15回がRuby編、後半15回がRails編です。後半のRails編は後述の「Railsの教科書」として最新のRailsに対応して書き直されているので、そちらを使うのがお勧めです。
学習教材(英語)
- Rails for Zombies - Codeschool が作った Rails のスクリーンキャスト(動画による学習教材). これは無料で Codeschool が提供しているとても素晴らしい有料の Ruby and Rails コースの一つです。これは是非やるべきです!
- Codecademy - 世界は Ruby によってだけ作られているわけではありません。HTML/CSS, JavaScript, Python のような沢山の言語があります。是非それらも試してみて下さい。
書籍(日本語)
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Railsの教科書 - 基礎的な内容を丁寧に解説しています。ワークショップ中にやった事に近い内容についての解説を含んでおり、Rails5.1に対応。
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Railsチュートリアル - 先ほど紹介した書籍の日本語訳です。原著と同様に、HTML ならば無料、電子書籍ならば有料となっています。Rails4.0、4.2、5.0、5.1に対応。
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HerokuではじめるRailsプログラミング入門 - Rails初心者向けの書籍です。簡単なWebアプリケーションをつくり、Herokuにデプロイする手順を丁寧に解説しています。
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改訂3版基礎 Ruby on Rails - Rails初心者向けの分かり易い入門書です。
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RailsによるアジャイルWebアプリケーション開発 第4版 - Rails本の名著です。Railsエンジニアで読んだことがない人はいないのでは、というほど定番の一冊。Rails3.1対応。(原著電子書籍版はRails5.1に対応しています。)
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たのしいRuby 第5版 - 定番の Ruby 入門書です。Rails の礎となっているRubyを勉強してみたい方へお勧めです。
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Railsガイド - Railsを体系的に学ぶための大型リファレンスガイドです。Web版は全て無料。Rails 5.0に対応しています。
書籍(英語)
- Rails Tutorial - HTML ならば無料、印刷された書籍ならば有料のとても素晴らしい本です。この本は RailsGirls のワークショップではカバーすることが出来なかった沢山の事柄をあなたに教えてくれることでしょう。
スクリーンキャスト(日本語)
- ドットインストール - 1回が2分程度の短い動画で様々な技術を説明しています。Railsのほか、JavaScript、HTML, CSS, Bootstrap などWebアプリで利用する様々な技術の教材もあります。
スクリーンキャスト(英語)
- Railscasts - Ryan Bates による Rails の短く、簡潔なスクリーンキャストです。
- Confreaks - 世界中のカンファレンスの発表を見ることができます。
- Peepcode - Geoffrey Grosenbach による有料のスクリーンキャストです。
- Richard Schneems Screencast
他の情報源
- Thoughtbot Trail-Map - 様々なトピックについてのガイドです。
- Ruby on Rails Tutorial: Learn From Scratch - Railsの様々なパートについての説明や定義です。
もし、あなたが他の情報源を持っているなら, 私に教えてください※, 私はこのリストに追加しようと思います。 訳注: ※このアドレスは本家RailsGirlsスタッフのメールアドレスです。英語で送信をお願いします。日本語ページへのご要望の場合は こちら までお願いします。(日本語ページへのご要望は日本語でOKです。)
2. 実際に何か作ってみる
真に何かを作るということは、最終的に必要とされる何かを作ってみよということです。そして最も難しい部分は実際に作るものを見つけることになるでしょう。
もし、あなたにアイデアが無ければ, あなたが最も腹が立つことを思い浮かべてください。毎日の暮らしであなたをイライラさせたりするものはありますか?
アプリケーションを作成してイライラすることを解決してみましょう。この方法はチュートリアルをやるよりも、やる気が高まる方法です。同時に、あなたの友達や世界中のみんなにあなたのアプリケーションを見せるということも忘れてはいけません。フィードバックを聞いたり、学ぶことを続けましょう。
それでもまだ何を作って良いのかわからないなら、私に良いアイデアがあります。あなたの国や都市にまだ、RailsGirlsのサイトがないのであれば作ってみて下さい。(主催者に聞いてみてください!)
訳注: 日本には http://railsgirls-jp.github.io というサイトがあります。
3. 他の人と話してみる
気軽に相談できる相手を持つというのはいつでも簡単な方法です。そう思ったら、外に出て話すことができる相手を見つけましょう。今がもっとも良い時です。なぜなら、沢山の自分と同じくらいの沢山の人達を知っているはずだからです。
最近ではコミュニケーションを取るために沢山の方法があります。例えば、地域のミートアップ(勉強会など)や Google Talk を使ったり、facebook グループを作ったり、中に書き込んだり、色んな方法があります。
私の経験では、同じ興味を持っている人を知るということはもっとも大事なポイントです。その人達にプログラミングの楽しさを伝えてみてください。もし、あなたに兄弟や姉妹、また両親やパートナー、子供や友達に、あなたが既に学んだことを教えてあげてください。
是非、技術とプログラミングについて同じように興味を持ってくれる人の輪を作ってください。
そこからメンターと呼ばれる人を探してください。プログラミングは時には本当に辛くなる時があります。その時に、より経験を持った誰かがあなたと、あなたの問題の手助けをしてくれるはずです。例えば、イベントの時に来てくれたコーチなどに聞いてみましょう。
もし、あなたがミートアップを主催する時間が無いとしても大丈夫です。なぜなら既にあるいくつかのグループに行ってみると良いでしょう。
訳注: 日本のコミュニティについては 地域Rubyの会 のページに情報がまとまっています。
- Ruvetia - Ruvetia は世界中のあちこちでいつも開催されているミートアップ(もしくは飲み会)を見つけることができます。このミートアップは何かをやるというのが目的ではなく、コミュニティの人々を知るということが目的です。違う都市で開催されるミートアップもRuvetia の Web サイトを見ることでいつ、何処で開催されるかがわかります。
- Railshöck - Zurich のミートアップです。
- Geneva Ruby Brigade - Geneva を中心とする Ruby のグループです。
このリストはスイスに関係しているものの一例です。あなたが参加したイベントの主催者やコーチに地域のグループやミートアップについて聞いてみてください。
RailsGirls Basel の一人の女性(Helenaありがとう!) が素晴らしいアイデアを持っていました。
それは参加者、コーチ、主催者全員のリストを作る事ができたということです。私達はこのリストを Github から作りました。今は ここにあります。このリポジトリを fork して必要ならあなたの RailsGirls イベントで使ってみてください。
あなたのイベントでもこのリストを準備するなら、あなたは簡単にみんなや同じテーブルに座った人などに連絡することができます。もし、このリストの作り方などが何かことかわからなかったら、主催者に聞いてみてください。
4. 楽しむ
最後ですが一番大事な事は楽しむということです。
もしあなたがプログラミングを楽しめないなら、多分何かが間違っているはずです。しかしこれは全ての仕事や趣味についても同じ事が言えますし、技術に関する話というだけではないです。
しかし、あなたがここを読んでいるということは、おそらくプログラミングだけで暮らすことができると思います。もしそうでなければ、あなたの最初の場所はここではないかもしれません。もし、あなたがワークショップとイベントを楽しめたなら、あなたはとても良い場所にいます。
もっと質問があるなら、躊躇する必要はありません、Twitterや電子メールを使って質問してください。あなたのイベントの主催者やコーチにメールで聞いてみてください。
以上です。コーディングを続けて未来を作りましょう!