Rails Girls インストール・レシピ
クッキングタイム: 5分 (作業時間) / 15-30分 (待ち時間)
Ruby on Rails上にアプリケーションを作るためには、 あなたのコンピュータに必要なソフトウェアと開発環境をセットアップする必要があります。
あなたのオペレーティングシステムの説明をご覧ください。 もし、なにか問題が発生してもあわてずにコーチに声をかけてください。 コーチと一緒に問題を解決しましょう。
- macOS 用セットアップ
- Windows 用セットアップ
- Windows 用セットアップ(WSLが使えない方向け)
- Linux 用セットアップ
- Alternative Installment for all OS
- クラウドサービスを利用する
コーチの方へ: インストール中に問題が発生した場合、この Troubleshooting のページを参考にして下さい。
macOS 用セットアップ
1. オペレーティング・システムのバージョンを調べましょう。
Appleメニューをクリックして About This Mac (図 1) を選びます。
図 1
2. 開いたウィンドウに使用しているオペレーティング・システムのバージョンが表示されます。(図 2)。
バージョン番号が 10.n
(n
は 6 から 15 の間)で始まっていたら、このドキュメントに従って進めます。
これ以外のバージョンだったら、イベントでコーチと一緒にセットアップします。
図 2
3. rbenv を使って Ruby と Ruby on Rails をインストール(Mac OS X 10.9 以上の場合):
Mac OS X 10.9 以上の場合は、Homebrew と rbenv を使って環境をつくります。
3-1. Command line tools をターミナルからインストール:
xcode-select --install
3-2. Homebrewをインストール:
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install.sh)"
3-3. rbenvをインストール:
macOS Catalinaからデフォルトのshellがbashからzshに変更されています。 echo $SHELL
を実行した結果が bin/bash
のようにbashであれば以下のコマンドの通りで問題ありません。もしも結果が bin/zsh
のようにzshであるときは、以下の .bash_profile
を .zshrc
に置き換えて実行してください。
brew update
brew install rbenv
echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile
source ~/.bash_profile
3-4. rbenvを使ってRubyをインストール:
“rbenv install -l” コマンドでrbenvでインストール可能なRubyのバージョンを確認できます。
rbenv install 2.7.0
※もしも “OpenSSL::SSL::SSLError: … : certificate verify failed” エラーが起きた場合は、以下の手順を試してみてください。
brew install curl-ca-bundle
cp /usr/local/opt/curl-ca-bundle/share/ca-bundle.crt `ruby -ropenssl -e 'puts OpenSSL::X509::DEFAULT_CERT_FILE'`
3-5. デフォルトのRuby を設定:
rbenv global 2.7.0
3-6. 必要なソフトウェアをインストール
brew install yarn
3-7. Railsのインストール:
gem install rails --no-document
4. コードを編集するのに必要なテキストエディタをインストールする。
このワークショップでは エディタとして、Visual Studio Code を推奨しています。
Mac OS X 10.9 およびそれ以前のバージョンでは、 Visual Studio Codeは非対応ですが、
Mac OS X 10.7〜10.9までは Sublime Text 3 が、
Mac OS X 10.6では Sublime Text 2 が、利用可能です。
5. 動作確認
コーチの方に以下の方法で動作確認をしてもらってください。
コーチの方へ:
以下のコマンドでRailsが正しくインストールされているか確認してください。
rails new sample
cd sample
rails g scaffold book
rails db:migrate
rails server
ブラウザのURL欄に http://localhost:3000/books
と入力して、画面が表示されれば成功です。
作ったプロジェクトは削除しておきましょう。
Windows 用セットアップ
1. WSLの導入
※ここから先の方法を実行するにはWindowsのパスワードが必要になります。事前に確認をしておいてください。
※WSLでのペーストは右クリックで行います。
画面左下のWindowsボタンを押し、出てきた歯車ボタンを押して「設定」アプリケーションを開きます。
設定アプリケーションの検索窓に「Windows の機能の有効化または無効化」と入力します。(最後まで入力しなくてもOKです)
以下の画面が表示されたら、「Windows Subsystem for Linux」にチェックを入れ、マシンを再起動します。
続けて「Microsoft Store」を開きます。
検索窓に「Ubuntu」と入力して「Ubuntu」アプリケーションをインストールします(「Ubuntu 18.04 LTS」ではなく、「Ubuntu」をインストールするようにしてください)。
以下の画面が表示されるので、 ‘入手’ボタン、’起動’ボタンをクリックします。
「Ubuntu」アプリケーションが起動すればWSLのインストールは成功です。
起動したアプリケーション(ここからはBashウィンドウと呼びます)にはユーザー名とパスワードの入力を促す画面が表示されていますので、適当なユーザー名(半角英数小文字のみ)とパスワードを入力しましょう(パスワードは2回入力する必要があり、画面には表示されませんが正しく入力されています)。
2. Rubyのインストール
以下のセクションでは、apt
などのソフトウェアを使ってRubyの環境を構築していきます。
2-1 必要なソフトウェアのインストール
最初に、WSLの時刻設定を行います。
Bashウィンドウで以下のコマンドを実行してください。
なお、最初のコマンドを実行する際にパスワードの入力を求められますが、先程Bashウィンドウに入力したパスワードを入力してください(Windowsのパスワードではないので注意してください)。
sudo dpkg-reconfigure tzdata
以下の画面が起動するので、「Asia」を矢印キーで移動して選択して、Tabキーを押してOkボタンに移動して、Enterキーを押してください。
都市を選択する以下の画面が起動するので、「Tokyo」を矢印キーで移動して選択して、Tabキーを押してOkボタンに移動して、Enterキーを押してください。
sudo apt update
sudo apt upgrade -y
sudo apt install autoconf bison build-essential libssl1.0-dev libyaml-dev libreadline-dev zlib1g-dev libncurses5-dev libffi-dev libgdbm-dev sqlite3 libsqlite3-dev -y
curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.35.2/install.sh | bash
source ~/.bashrc
nvm install --lts
nvm alias default lts/*
nvm use default
npm install --global yarn
2-2 rbenvのインストール
Bashウィンドウで以下のコマンドを実行してください。
git clone https://github.com/rbenv/rbenv.git ~/.rbenv
echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc
echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bashrc
source ~/.bashrc
2-3 ruby-buildのインストール
Bashウィンドウで以下のコマンドを実行してください。
git clone https://github.com/rbenv/ruby-build.git "$(rbenv root)"/plugins/ruby-build
2-4 Rubyのインストール
Bashウィンドウで以下のコマンドを実行してください。
rbenv install 2.7.0
rbenv global 2.7.0
作業完了後に、以下のコマンドを実行してください。
ruby -v
以下のように、インストールされたRubyのバージョンが表示されればOKです。
ruby 2.7.0p0 (2019-12-25 revision 647ee6f091) [x86_64-linux]
3. Railsのインストール
Bashウィンドウで以下のコマンドを実行してください。
gem install rails --no-document
作業完了後に、以下のコマンドを実行してください。
rails -v
以下のように、インストールされたRailsのバージョンが表示されればOKです(バージョンの番号は違うかもしれません)。
Rails 6.0.2.1
4. コードを編集するのに必要なテキストエディタをインストールする。
このワークショップでは エディタとして、Visual Studio Code を推奨しています。
5. 動作確認
コーチの方に以下の方法で動作確認をしてもらってください。
コーチの方へ:
以下のコマンドでRailsが正しくインストールされているか確認してください。
rails new sample
cd sample
rails g scaffold book
rails db:create
rails db:migrate
rails server
ブラウザのURL欄に http://localhost:3000/books
と入力して、画面が表示されれば成功です。
作ったプロジェクトは削除しておきましょう。
Windows 用セットアップ(WSLが使えない方向け)
1. Rubyのインストール
RubyInstaller をダウンロードして実行します。
インストールのオプションは Use UTF-8 as default external encoding
をチェックし、他の選択肢は全てデフォルトを選択します。
Rubyのインストールが終了すると、以下の画面が表示されるので、’Finish’ボタンをクリックします。
コマンドプロンプトが立ち上がってMSYS2のインストールに進みますのでデフォルトの選択肢(何も入力せずにエンター)を選びます。
コマンドプロンプトが立ち上がってMSYS2のインストールに進みますのでデフォルトの選択肢(何も入力せずにエンター)を選びます。
MSYS2のインストール後、コマンドプロンプトが自動的に閉じるので、 Windowsスタートメニューからコマンドプロンプトを起動しておきましょう。
2. Railsのインストール
gem install rails --no-document
作業完了後に、以下のコマンドを実行してください。
rails -v
以下のように、インストールされたRailsのバージョンが表示されればOKです(バージョンの番号は違うかもしれません)。
Rails 6.0.2.1
もしもRailsのバージョンが6.0よりも小さい場合は 以下のコマンドを実行することでバージョンアップできます。
gem update rails --no-document
3. コードを編集するためのテキストエディタが必要になります。
このワークショップでは エディタとして、Visual Studio Code を推奨しています。
Windows Vista およびそれ以前のバージョンでは Visual Studio Code は非対応ですが、Sublime Text を利用可能です。
※ Windows で Sublime Text を使う場合、日本語入力欄が入力箇所に出ない問題があります。
気になる場合は以下の手順で日本語入力パッチ(修正プログラム)をインストールしてください。
- Sublime Text 日本語入力パッチをダウンロードします。
- Sublime Text アプリメニューの Preferences から Browse Packeges を選び、フォルダを表示させます。
- ダウンロードしたzipを解凍してできたフォルダ(IMESupport-master)をここへコピーします。
- Sublime Text が起動している場合は再起動します。
これで、Ruby on Railsのプログラミングを始められるまでの環境セットアップは終了です。おめでとう!
4. JavaScriptライブラリのインストール
- nodeをインストールします。こちらのサイト https://nodejs.org/ から、LTS版をダウンロードし、インストールします。
- yarnをインストールします。こちらのサイト https://yarnpkg.com/ja/docs/install#windows-stable で「Windows」「安定版」が選択されていることを確認し、「インストーラをダウンロードする」ボタンを押します。ダウンロードが完了したら、保存されたインストーラを実行してください。
Command Prompt with Ruby on Rails
をもう一度開いてください。- nodeとyarnのバージョンをチェックしましょう。それぞれ、バージョンが表示されればOKです。
node -v
yarn -v
5. 動作確認
コーチの方に以下の方法で動作確認をしてもらってください。
コーチの方へ:
以下のコマンドでRailsが正しくインストールされているか確認してください。実行後、ブラウザのURL欄に http://localhost:3000/books
と入力して、画面が表示されれば成功です。作ったプロジェクトは削除しておきましょう。
rails new sample
cd sample
rails g scaffold book
rails db:migrate
rails server
bundle install時にsqlite3 gemのインストールでエラーになる場合は、以下を試してみてください。ridkはMSYS2用パッケージマネージャです。
gem uninstall sqlite3 --all
ridk exec pacman -S mingw-w64-x86_64-sqlite3
gem install sqlite3 --platform ruby
rails newで行われるbundle installがエラーで中断したときは、上記の修正後、 bundle install、rails webpacker:install の実行を忘れないでください。
出るかもしれないエラー
Gem::RemoteFetcher エラー
rails new railsgirls
や gem update rails
を実行すると下記のようなエラーが出るかもしれません:
Gem::RemoteFetcher::FetchError: SSL_connect returned=1 errno=0 state=SSLv3 read
server certificate B: certificate verify failed (https://rubygems.org/gems/i18n-0.6.11.gem)
これは Rubygems のバージョンが古く、更新が必要であることを意味していますので、まず Rubygems のバージョンをチェックしましょう。
gem -v
もし 3.0.3
より古いバージョンだったら、以下の手順で更新する必要があります:
ruby-gems-update gem をダウンロードし、それを c:\rubygems-update-3.0.3.gem
として保存して実行してください:
gem install --local c:\\rubygems-update-3.0.3.gem
update_rubygems --no-document
gem uninstall rubygems-update -x
Rubygems のバージョンをチェックしましょう。
gem -v
バージョンが 3.0.3
より大きいことを確かめてください。
もし失敗していたらやり直してください。
続いて、bundler gem も更新が必要となる場合があります。まず bundle
のバージョンをチェックしましょう。
bundle -v
もし 1.17.2
より古いバージョンだったら、以下の手順で更新する必要があります:
gem update bundler --no-document
bundle
のバージョンをチェックしましょう。
bundle -v
バージョンが 1.17.2
より大きいことを確かめてください。
もし失敗していたらやり直してください。
‘x64_mingw’ is not a valid platform エラー
rails server
を実行すると以下のようなエラーが出ることがあります:
'x64_mingw' is not a valid platform
もし RailsInstaller を実行した後でこのエラーが出たときには、Gemfile
というファイルをちょっとだけ編集する必要があります:
そのファイルの最後の方に下記のような行があるはずです。 もしなければ付け加えましょう:
gem 'tzinfo-data', platforms: [:mingw, :mswin, :x64_mingw]
このように :x64_mingw
と書かれていたら、 :x64_mingw
の部分を削除してください。
つまり上の行を下記のように変更するわけです:
gem 'tzinfo-data', platforms: [:mingw, :mswin]
ファイルを編集し終わったら、再びコマンドプロンプトで bundle update
を実行してみてください。
Linux 用セットアップ
1. Install Rails
あなたの Linux ディストリビューション(Ubuntu や Fedora)に Ruby on Rails を開発する環境をインストールするには下の1行をコピーしてターミナルに貼り付け、Enter キーを押す必要があります。スクリーンに流れるテキストを眺めて少しの時間の間、楽しみにお待ち下さい。次に進むまでの間、飲み物を飲んで休憩してはいかがでしょうか。
Ubuntuの場合:
sudo apt-get install curl
bash < <(curl -sL https://raw.github.com/railsgirls/installation-scripts/master/rails-install-ubuntu.sh)
gnome-terminal を使って RVM インストールを行いたいときは、Ruby と Rails の正しいバージョンを確かめる前にオプションを変更する必要があるかもしれません。 RVM documentation を参照してください。
Fedoraの場合:
bash < <(curl -sL https://raw.github.com/railsgirls/installation-scripts/master/rails-install-fedora.sh)
下記のアプリケーション作成コマンドを実行して、正しくインストールされたことを確かめましょう。
rails new railsgirls
cd railsgirls
rails server
2. コードを編集するためのテキストエディタが必要になります。
このワークショップでは Sublime Text エディタを推奨しています。
これで、Ruby on Railsのプログラミングを始められるまでの環境セットアップは終了です。おめでとう!
仮想マシン
自分のコンピュータにインストールする代わりに仮想マシン上で開発環境をセットアップすることもできます。 詳しいことは ここ を参照してください。
クラウドサービスを利用する
あなたのコンピュータにRuby on Railsやエディタをインストールする代わりに、開発用のWebサービスを利用することもできます。ブラウザとネットへアクセスできる環境があればOKです。 ここでは AWS Cloud9 を利用する手順と codenvy.io を利用する手順を説明します。
もしも、別のサービスを利用している場合は、例えば ‘Environment’ や ‘Workspace’ の代わりに ‘Workstation’ という単語を使うなど用語の違いがあるかもしれませんが、概ね同じになっているはずです。
AWS Cloud9
1. ブラウザを確認する
- Internet Explorer を利用している場合は、 Google Chrome または Firefox をインストールしてください。(一部の機能がIEでは動かない場合があります。)
2. アカウントを作成する
- AWSのアカウントを作成し、AWS Cloud9 コンソールにサインインしましょう。
- 具体的には 個人ユーザーの AWS Cloud9 セットアップ - AWS Cloud9 の手順で作業を進めてください。
- サインイン後に Welcome to AWS Cloud9 にアクセスして次のような画面が出たらOKです。
3. Ruby on Rails の開発用に Environment を設定する
- Welcome to AWS Cloud9 にアクセスしてください。(サインインしていない場合は先にサインインをしてください)
- Create environment をクリックします。
- Environment name には好きな名前をつけましょう。Descriptionは任意なので空欄でも構いません。Next Step をクリックしましょう。
- Configure settings では Platform に Ubuntu Server を指定してください。その他は初期設定のままでOKです。Next Step をクリックしてください。
- Review で入力内容を確認します。Create environment をクリックしましょう。
- 利用可能になるまで少し待ってください。
- 次のような画面が開いたらOKです。
以降の手順ではこの画像の下部にあるターミナルを使います。
4. 標準でインストールされている RVM をアンインストールする
4.1. RVM 関連ファイルの削除
/usr/bin/sudo rm -rf $HOME/.rvm
4.2. RVM 関連設定の削除
sed -i -e '/rvm/d' ~/.bashrc
4.3. AWS Cloud9 のインスタンスを再起動して操作を反映させる
AWS Cloud9 を再起動して $GEM_HOME
, $GEM_PATH
を更新します。
画面右上のメニューから Manage EC2 Instance をクリックしてEC2の管理画面に移動しましょう。
アクション をクリックして インスタンスの状態 のメニューから 再起動 をクリックしてください。
AWS Cloud9 の画面に戻りましょう。少し待って利用可能な状態になったら再起動は完了です。
これで RVM が正常にアンインストールされました。
5. Railsのインストール
次のコマンドを実行してしばらく待つと各種インストールが完了します。
bash < <(curl -sL https://raw.github.com/railsgirls/installation-scripts/master/rails-install-ubuntu.sh)
インストールしたRubyとRailsのバージョンを確認してみましょう。
source ~/.rvm/scripts/rvm
ruby -v
rails -v
6. 開発する
- 左側はフォルダとファイルを表示、選択できます。
- 中央部はエディタです。ここでファイルを編集します。
- 下部はターミナルです。ここでコマンドを実行します。
- 必要なものは全てブラウザにあります。ブラウザのほかにエディタやターミナルを起動する必要はありません。
- ガイドやチュートリアルを読む場合には、(Windowsマシンを利用している場合でも)Linux用のコマンドを使ってください。コマンドはクラウド上で実行され、その環境がLinuxマシンだからです。
- ガイドやチュートリアルで、サーバを起動する時のコマンドは
rails server
ではなくrails server -b 0.0.0.0
を実行してください。何も指定しなかった場合はコマンドを実行した環境以外からはアクセスできないため、操作しているマシンからも表示がうまく行えません。 - ガイドやチュートリアルで、ブラウザから例えば http://localhost:3000 へアクセスする場合は、アドレス欄に入力するのではなく、画面上部から ‘Preview’ - ‘Priview Running Application’ を選ぶことで同じ操作ができます。
- 例えば、 http://localhost:3000/posts へアクセスしたい場合は、’Preview’ - ‘Priview Running Application’ を選んだあと、 ‘/posts’ をアドレス欄の末尾に加えてください。
codenvy.io
1. アカウントを作成する
ブラウザで codenvy.io にアクセスして、無料でアカウントを作成することができます。
2. Ruby on Rails の開発用に Workspace を作成する
Workspace を作成するには、codenvy.io にログインして、 ‘Workspaces’ をクリックします。’Add Workspace’ を押します。
‘New Workspace’ の画面で以下のように設定します。
- ‘Name’ は デフォルトの ‘wksp-abc1’ のような名前を使用します。
- ‘Team’ は ‘personal’ が選択されています。
- ‘Select Stack’ は、’Blank’ を選択して下さい。
- ‘Ram’ は、’dev-machine’ が選択されています。
- そして、’Create’ ボタンを押すと workspace が作成させます。(作成が完了するまで、しばらく、時間がかかります。)
- Codenvy は ‘/projects’ というフォルダを作成します。ここにあなたが作成するコードを追加していきます。’Project Explorer’ にて確認することができます。
3. Workspace の設定
- 左側の ‘Workspaces’ をクリックします。
- 作成した Workspace の列をクリックして、設定画面を表示します。
- ‘Servers’ タブをクリックします。
- ‘Add Server’ ボタンを押して、次の設定を追加します。
- ‘Reference’ ‘rails-server’
- ‘Port’ ‘3000’
- ‘Protocol’ ‘http’
- ‘Add’ を押します。
- 下の方の ‘Save’ ボタンを押して Workspace を再起動します。
再起動に表示されるアドレスをどこかに記録しておいて下さい。後で、使用します。
4. Ruby と Ruby on Rails をインストールする。
Terminal
内にて次のようにコマンドを入力して、Ruby と Ruby on Rails をインストールします。
4-0 各種必要なプログラムのインストール
sudo apt update
sudo apt upgrade -y
sudo apt install -y build-essential bzip2 libsqlite3-dev libssl-dev libreadline-dev tzdata zlib1g-dev
インストールの途中、入力をする必要があります。以下のように入力して下さい。
Geographic area:
では6
(Asia
) を入力します。[More]
ではリターン(エンター)キーを押します。[Time zone:]
では79
(Tokyo
) を入力します。
4-1 node.js 、yarnのインストール
curl -sL https://deb.nodesource.com/setup_12.x | sudo -E bash -
sudo apt install -y nodejs
curl -sL https://dl.yarnpkg.com/debian/pubkey.gpg | sudo apt-key add -
echo "deb https://dl.yarnpkg.com/debian/ stable main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/yarn.list
sudo apt-get update && sudo apt-get install yarn
4-2 rbenv と ruby-build をインストール
git clone https://github.com/rbenv/rbenv.git ~/.rbenv
git clone https://github.com/rbenv/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build
echo 'PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc
echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bashrc
source ~/.bashrc
4-3 rbenv を使って Ruby をインストール
rbenv install 2.6.5
4-4 デフォルトの Ruby を設定
rbenv global 2.6.5
4-5 Bundler のインストール
gem install bundler --no-document
4-6 Rails のインストール
gem install rails --no-document
5. Rails環境生成 & 動作確認
*5.1 Rails6.0 にてテスト用サーバーの生成
rails new sample
cd sample
bundle exec rails g scaffold book title:string memo:text
bundle exec rails db:migrate
5.2 config/webpacker.ymlのパラメータ変更
エディターでconfig/webpacker.yml
ファイルを開き、以下のパラメータを変更します。
development:
<<: *default
check_yarn_integrity: false # << ここを`false`に変更
*5.3 Rails6.0 サーバードメイン名をconfig/application.rb
に追記
『3. Workspace の設定』で設定したサーバーアドレスをドメインに追記します。
codenvyのexploreからsample/config/aapplication.rb
をダブルクリックしてエディタを開きます。
.codenvy.io
と追記することで、codenvyのサブドメインも全て対象となります。
module Sample
class Application < Rails::Application
config.load_defaults 6.0
config.hosts << ".codenvy.io" # <=ここに追記します。
end
end
*5.4 Rails6.0 サーバーの起動
bundle exec rails server -b 0.0.0.0
*5.5 booksアプリの表示確認
『3. Workspace の設定』で設定したサーバーURLに`/books‘を付加してブラウザで開きます。
URL例: http://node12.codenvy.io:50322/books
この画面が表示されれば正常に起動していますので確認終了です。
6. プロジェクトを作成する場合に
- 左側の
Projects
タブでフォルダやファイルの操作をすることができます。 - 中央のエディタでファイルの編集を行います。
- 下側の
Terminal
タブでコマンドを実行します。Run
メニューから新しいTerminal
を開くことができます。 - エディタやターミナルなど必要なプログラムがすべてブラウザの中で利用することができます。
- ガイドやチュートリアルをやる場合は、たとえ Windows コンピュータを使っている場合でも、Linux向けのコマンドを参考にするようにして下さい。あなたが作成しているプロジェクトは、Linux が動作しているクラウド上のサーバーで動作しているからです。
- ガイドやチュートリアルで
rails
やrake
から始まる Rails 関連のコマンドは、はじめにbundle exec
をつけてから実行するようにして下さい。rails new
コマンドは例外です。 - ガイドやチュートリアルで
rails server
やrails s
を実行するように指示している場合は、rails server -b 0.0.0.0
のように-b 0.0.0.0
を後につけて下さい。 - ガイドやチュートリアルが、
http://localhost:3000
にブラウザでアクセスするように指示している場合は、「Workspace の設定」で記録したhttp://node1.codenvy.io:12345
のようなアドレス を使ってアクセスして下さい。例えば、チュートリアルがhttp://localhost:3000/posts
にアクセスするように指示している場合は、http://node1.codenvy.io:12345/posts
にアクセスして下さい。