Setup for Windows

このガイドは Rails Girlsワークショップのメインガイド の一部です。ガイドを続ける前に、番号順に進めているか確認してください。

1. WSLの導入

※ここから先の方法を実行するにはWindowsのパスワードが必要になります。事前に確認をしておいてください。

※WSLでのペーストは右クリックで行います。

まずは下記のコマンドを利用する方法でのインストールを行います。もし問題が生じた場合、画面から設定を行う方法を利用します。

コマンドを利用する方法

以下の内容は マイクロソフトの公式ドキュメント に記載されている内容を元にしています。

まず画面左下の検索ボックスをクリックし、”powershell”と入力します。”Microsoft Powershell”アプリケーションが検索結果に出てきますので、右クリックをして「管理者として実行」を選択してください。

実行すると”Microsoft Powershell”アプリケーションが立ち上がります。そこに以下のコマンドを入力し、エンターキーを押します。

wsl --install

インストールが成功した場合(成功したかどうかの確認が難しい場合はコーチに確認してください)、続けて以下のコマンドを実行します。

wsl

ユーザー名とパスワードの入力を促す画面が表示されていれば成功です(この画面を以後「Bashウィンドウ」と呼びます)。適当なユーザー名(半角英数小文字のみ)とパスワードを入力しましょう(パスワードは2回入力する必要があり、画面には表示されませんが正しく入力されています)

インストールが何らかの理由で失敗した場合は、画面から設定を行う方法を試してみましょう。

画面から設定を行う方法

画面左下のWindowsボタンを押し、出てきた歯車ボタンを押して「設定」アプリケーションを開きます。

WSL install setting

設定アプリケーションの検索窓に「Windows の機能の有効化または無効化」と入力します。(最後まで入力しなくてもOKです)

WSL install setting

以下の画面が表示されたら、「Linux 用 Windows サブシステム」にチェックを入れ、マシンを再起動します。

WSL install select wsl

続けて「Microsoft Store」を開きます。

WSL install open store

検索窓に「Ubuntu」と入力して「Ubuntu」アプリケーションをインストールします(「Ubuntu 18.04 LTS」「Ubuntu 20.04 LTS」ではなく、「Ubuntu」をインストールするようにしてください)。

WSL install select ubuntu

以下の画面が表示されるので、 ‘入手’ボタン、’開く’ボタンをクリックします。

WSL install get ubuntu WSL install start ubuntu

「Ubuntu」アプリケーションが起動すればWSLのインストールは成功です。

起動したアプリケーション(ここからはBashウィンドウと呼びます)にはユーザー名とパスワードの入力を促す画面が表示されていますので、適当なユーザー名(半角英数小文字のみ)とパスワードを入力しましょう(パスワードは2回入力する必要があり、画面には表示されませんが正しく入力されています)。

WSL install Bash Window

2. Rubyのインストール

以下のセクションでは、aptなどのソフトウェアを使ってRubyの環境を構築していきます。

2-1 必要なソフトウェアのインストール

sudo apt update
sudo apt upgrade -y
sudo apt install autoconf bison build-essential libssl-dev libyaml-dev libreadline-dev zlib1g-dev libncurses5-dev libffi-dev libgdbm-dev sqlite3 libsqlite3-dev -y

2-2 rbenvのインストール

Bashウィンドウで以下のコマンドを実行してください。

git clone https://github.com/rbenv/rbenv.git ~/.rbenv
echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc
echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bashrc
source ~/.bashrc

2-3 ruby-buildのインストール

Bashウィンドウで以下のコマンドを実行してください。

git clone https://github.com/rbenv/ruby-build.git "$(rbenv root)"/plugins/ruby-build

2-4 Rubyのインストール

Bashウィンドウで以下のコマンドを実行してください。

rbenv install 3.2.3
rbenv global 3.2.3

作業完了後に、以下のコマンドを実行してください。

ruby -v

以下のように、インストールされたRubyのバージョンが表示されればOKです。

ruby 3.2.3 (2024-01-18 revision 52bb2ac0a6) [x86_64-linux]

3. Railsのインストール

Bashウィンドウで以下のコマンドを実行してください。

gem install rails --no-document

作業完了後に、以下のコマンドを実行してください。

rails -v

以下のように、インストールされたRailsのバージョンが表示されればOKです(バージョンの番号は違うかもしれません)。

Rails 7.1.3.2

4. コードを編集するのに必要なテキストエディタをインストールする。

このワークショップでは エディタとして、Visual Studio Code を推奨しています。

5. 動作確認

コーチの方に以下の方法で動作確認をしてもらってください。

コーチの方へ:

以下のコマンドでRailsが正しくインストールされているか確認してください。

rails new sample
cd sample
rails g scaffold book
rails db:create
rails db:migrate
rails server

ブラウザのURL欄に http://localhost:3000/books と入力して、画面が表示されれば成功です。

作ったプロジェクトは削除しておきましょう。


ガイドを進めていて行き詰まったときはコーチに助けてもらいましょう。また Ruby、Rails、コンソール、テキストエディタについての便利なチートシート も参考にしてみてください。

ガイド

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